今から予防できる女性の悩み〜骨盤底筋ってなぁに?〜

ホッティー薬店、嫁のようこです。夫のお店のお手伝いと整形外科クリニックで理学療法士のお仕事もやってます(^^)

 

昨日は医療従事者向けの勉強会に行ってきました。

 

内容はウィメンズヘルス領域の貴重なお話。

ウィメンズヘルスと一言で言ってもその中にはいろんな意味が込められいます。今回は女性に特に必要な骨盤底筋群のリハビリテーションに着目したお話でした。欧米と比べると日本ではまだ浸透していない分野のようです。

 

女性は加齢による経年変化や妊娠出産などに伴い、骨盤底の機能が低下していきます。

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イラストの赤い部分が骨盤底筋

骨盤底筋は骨盤の底にあり、ハンモックのように骨盤内臓器(膀胱・子宮・ 小腸・直腸)を支持したり、排泄機能を維持する働きを持っています。その機能が障害 されると尿失禁・便失禁・頻尿・便秘・子宮脱などの問題が起きてしまいます。

骨盤底の解剖学や、そういった患者さんに対しての考え方やアプローチの仕方、実際に行われている治療や理学療法士にできる事など盛り込まれている内容でした。講義だけでなくグループワークや実技ありの身になる勉強会でした。

 
今回学んだ事は、同じ症状でも詳細に評価していくと違う原因が考えられるという事。つまりはその後のアプローチの仕方も変わってくるという事。問診って大切だなと改めて思いました。

 

基本的な機能解剖の理解を深めたかったので申し込んだ勉強会ですが、それ以上に学びは深かったと思います。行って良かった!(^^)

  

ここではよくある「こうしたら改善する!」とか「これさえやっておけばイイ!」みたいなテクニック的な事を述べません。

なぜなら上述したように、原因がその人によって違えばアドバイスの仕方も変わってくるからです。問診もしていないのに無責任な事は言えませんもんね。(^^)

  

でも、女性に限らず男性も、骨盤底筋群の筋力低下を予防する事を意識して欲しいなと思い、勉強会で学んだこととこれまで得た情報からできそうな事を以下にまとめてみました!

 

今からできる予防その⑴

例えば椅子に座っている時の姿勢で骨盤が後傾した座り方でちょっと猫背の場合(下図左)

きちんとした裏付けは取れてないそうですが、尿漏れや頻尿などの症状で受診される患者さんに多く見受けられる姿勢だそうです。私も時々この姿勢やってしまってます(^_^;)心当たりのある方はなるべくいい姿勢を今から心がけてみて下さい。

今からできる予防その⑵

重たい物を持つときは呼吸を止めないで呼吸しながら持つ。や排便時長時間いきみ続けないようにし、出ない場合は一旦諦めて便意が来てからいきむようにする。

今からできる予防その⑶

適度な運動で血流を良くする事と肥満防止を。内臓脂肪が増えてしまうような肥満の方も骨盤底筋が緩みやすいらしいです。

今からできる予防その⑷

尿意がないのに早目にトイレに行かなくちゃ!とトイレに行き過ぎないように。これはかえって逆効果らしいです。

などなどです。

本当は骨盤底筋を意識した運動を行って欲しいですが、説明するには私自身にもまだまだ課題があり\(//∇//)\骨盤底筋を意識するってことと伝えることがホントに難しいとも勉強会で感じました。

 

今回の学びの一部分だけですが、誰かの参考になれば嬉しいです。


堀田庸子
堀田庸子
名古屋市名東区亀の井のホッティー薬店のお手伝いと店内併設「肩こりバイバイサロン」を担当しています。 サロン開業のきっかけは、産後の授乳や抱っこによる辛い肩こり体験から。 正看護師・理学療法士のお仕事を活かしつつ、同じような肩こりの悩みを持つママや同世代の女性が元気になるお手伝いをしたいです。 肩こりは肩を揉んでも押しても引っ張っても治りません。 看護師(整形外科病棟・産婦人科病棟)、理学療法士(一般病院リハビリテーション科・整形外科クリニック)、登録販売者資格あり。

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